メタル

2019年初のデスラッシュの名作か!? Carnal Forge / Gun to Mouth Salvation (2019)

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メタルの中で一番好きなサブジャンルは?と聞かれたら迷わずデスラッシュと答える私ですが、デスラッシュってここ数年どころか十数年これ名作じゃんって自信を持って言える作品が全然ない気がするんですよ。

そんな不毛の地・焦土と化しているデスラッシュ業界に、この界隈では有名なCarnal Forgeが今年2019年に「Gun to Mouth Salvation」というアルバムを引っ提げてカムバックしてきました。


  このアルバムの音楽性について

少々話はそれますが、Carnal Forgeの中で一番有名で名作と言われているのは3rdアルバムの「Please... Die!」になるのではないでしょうか。
ですが、正直なところ私はこのアルバムがあまり好きではありません。
確かにデスラッシュたる疾走感やザクザク感はあるのですが、一本調子ですぐに飽きてしまいました。
※あくまで個人の感想です。好きな人はゴメンナサイね。

それで今作の「Gun to Mouth Salvation」は彼らの7thアルバムになりまして、「Please... Die!」から18年も後の作品になるんですね。その間何が変わったのかと言えばフックや緩急のつけ方が抜群に巧くなりました。
(ちなみにメンバーも変わりまくりました。Wikiより)

スラッシュやデスラッシュのアルバムって大体1曲目にキラーチューンとなる疾走曲を持ってくるのが王道だと思いますが、このアルバムはミドルテンポの曲からスタートです。この構成は単純に速さだけで勝負しているわけではないという自信の表れでしょうか。

基本的に速いの大好きな疾走厨、爆走厨な私ですが、このアルバムはミドルテンポでも気持ちよく頭を振れるパートがあるなと全体を聴いていて思います。若さ故の爆走が減ったのは少々残念ですが、それを十分すぎる程に補うほどのノリがあります。「Please... Die!」よりもはるかに本作のほうが好きです。

ただいずれの疾走曲も必ず減速するパートがあるので、1、2曲くらいは終始勢い任せで爆走しまくる曲があってもよかったですね。


総括としてはデスラッシュの名作でしょう。デスラッシュ好きならとりあえず聞いてほしいです。Bandcampで全曲試聴出来ますのでよろしければどうぞ。ただし、メタル初心者は聴いてはいけないw

ところでデスラッシュって速い・重い・ザクザクっていう吉野家3拍子的にわかりやすくメタラーに響く要素があるのに何でこんなにもはやらないんですかね。今時のメタルにはそういう要素は求められていないのだろうか?と考えると少し残念な気持ちになります。

元HIBRIAのVoが加入 Eternity's End / Unyielding (2018)

Unyielding

つい最近までEternity's Endというバンドは全く知らなかったのですが、元HIBRIAのVoであるユーリ・サンソンが加入したという事を聞いて最新アルバムであるUnyieldingを購入しました。

結果なかなかの当たりだったので紹介します。今までエクストリームなメタルアルバムしか紹介してきませんでしたが、今回のはそれらに比べると遥かに聴きやすいので安心してくださいw


  このアルバムの音楽性について

ちょっとネオクラシカル風味なメロディックパワーメタルかメロディックスピードメタルだと思います。16年ほどメタルを聴いてますが、私自身メロパワ・メロスピ・ジャーマンメタル・正統派、このへんの境界があいまいで聴けばわかるようなわからないような感じですw

メロパワ/メロスピなこのアルバムですが、この手のジャンルの一部にあるナヨナヨした感じや過剰にキラキラした感じはなく比較的力強い部類ではないかと思います。これはギターのフレーズだけではなく、ユーリのVoのおかげでもありますね。やはりユーリの歌声は大好きだと改めて思いました。

アルバム全体に心地よい疾走感があり、間奏になるとギターとキーボードのソロバトルが繰り広げられる場面があったりでなかなかいい感じに私のツボをおさえにきてます。

私は1曲目が一番好きで、次点で4、7、8曲目が好きです。アルバム全体を通して駄曲はなく、全体を繰り返し聞いてもなかなか飽きません。

ちなみに最後の曲だけVoが別の方でIRON SAVIORのピート・シールクという方のようです。正直悪くはないですが、ユーリが歌ったほうがよかったですね。

とりあえず下手な私の説明を聞くよりも、まずはYoutubeで試聴してみてください。同じアルバムからはあと2曲試聴できますよ。ちなみに↓は私が一番好きなアルバム1曲目です。



  HIBIRIAについて

ついでなのでユーリが在籍していたHIBRIAについても紹介しておきます。HIBRIAはブラジルのメロパワ/正統派メタルバンドです。今のところアルバムを6枚リリースしてます。

おすすめは1stの「Defying the Rules」か2ndの「The Skull Collectors」ですね。どちらのアルバムもEternity's Endと比べるとメロスピ成分は少なく、よりメロパワや正統派に近いです。

私は1stのほうが好きです。HIBRIAのアルバムの中でも疾走感があり、ギターのメロディが良く、さらにユーリの全盛期のVoが聴けるのでおすすめです。リリースは2004年ですがいまだによく聞いています。

ちなみに1stはオリジナルと来日記念版と10周年リレコーディング版がありますが、10周年リレコーディング版以外がおすすめです。音質自体はリレコーディング版のほうがいいのですが、Voであるユーリの力強さが断然違います。年をとるってのはつらいね。
(一応フォローしておきますと、今在籍しているEternity's Endでも十分力強いハイトーンを出せるVoなんですけど、全盛期はもっとすごいということです)

オリジナルと来日記念版はボーナストラックが違います。来日記念版の方が曲数多いのでそちらのほうが良いかもしれませんね。

ただ、曲単位でいえば2ndアルバムの最初の曲であるTiger Punchが一番好きです。このクソダサタイトルからは考えられないほど、激熱でカッコイイ曲なので是非とも聞いてほしいですね。HIBRIAの良さが全部詰まってます。松岡修三みたいに熱くなりたい時はこの曲よく聞いてますw


余談ですが、私はHIBRIAの初来日ライブにも行きました。残念ながらライブになるとダメになるバンドって少なからずあると思うんですが、HIBRIAのクオリティはCDそのまま、もしかしたら上回っているんじゃないか!?というほど熱いライブでした。それほどライブの場数を踏んでいるわけではないですが、私の中では今のところNo.1のライブです。

あとはメンバー達の笑顔が爽やかで、ユーリが日本のファンのためを思ってかサッカー日本代表のユニフォームを着ていたことが印象に残っています。


Eternity's Endが気に入った人は初期HIBRIAも、元々初期HIBRIAが好きだった人はEternity's Endを聴いてみることを強くお勧めしますよ。Bandcampでは買えないのがちょっと残念ですね。

激烈かつメロディック Anaal Nathrakh / Vanitas (2012)

vanitas


注意!このアルバムは、というよりもAnaal Nathrakhの音源は
デスメタルやブラックメタルを普通に聴けるようになったら聴きましょう。

はっきり言ってうるさすぎるし初心者にはまったくオススメできません
でも私は10本の指に入るくらい大好きですし急に紹介したくなってしまったので
記事にしました。


  Anaal Nathrakhについて

Anaal Nathrakhはたった2人で構成されています。
1人はヴォーカル、もう1人はその他全部のパートを担当してます。

ドラムは打ち込みで本人が直接たたいているわけではないですが、
それを差し引いても多才すぎるでしょう。
ライブの時はさすがに2人では無理なので、ヘルプのメンバーを呼んでます。

結成は1998年だそうで2018/9/28に10thアルバムがBandcampで
買えるようになります。もうベテランの領域ですね。

音楽性はというとブラックメタルをベースにグラインドコアやインダストリアルなど
といった要素を足して割らない。激烈さそのままに色々ぶち込んできます。

アルバムごとによって足す要素の配分は多少変わってはいますが、
基本は全アルバムこの音楽性です。

そして忘れてはならないのがヴォーカルです。私が生涯で聴いてきた中で
No1キ〇ガイ絶叫です。ギターやドラムだって十分うるさいですが、
Anaal Nathrakhに関しては間違いなくヴォーカルが一番うるさいです。

そのくせたまにクリーンヴォーカルでオペラっぽく上手に歌い上げることも出来ます。
キチ〇イ絶叫との対比がまたいい感じなんです。

ちなみにAnaal Nathrakhは蛇の吐息という意味だそうです。(詳細はWikiで)
字面だけ見て卑猥なものを思い浮かべてしまった人は正直に名乗り出て、どうぞ。


  このアルバムVanitasについて

Anaal Nathrakhの音源は基本的にハズレなしだと思ってますが、中でも私が
一番好きなのが7thアルバムのVanitasです。

このアルバムの何が好きかっていうとメロディがいいんです
上で紹介しているような血も涙もない音楽性のくせに印象的なメロディを
奏でてきます。私は2曲目、7曲目、9曲目のメロディが特に好きですね。

メロデスやメロブラって結構なまぬるくて聞いてられないなんてバンドも中には
あるわけですが、Anaal Nathrakhは激烈さとメロディをちゃんと両立しているのが
すごいんです。私はこれがメロディックブラックメタルのあるべき姿だと思ってます。


ただ強烈な音楽性のためいつも聞く分には胃もたれ的な感覚になります。
そのかわり、イライラするようなことがあったらこれを聞くと抜群にスッキリしますw

Bandcampだとここから試聴できますので興味のある方は是非。
次点だと5thアルバムのIn the Constellation of the Black Widowがオススメで
こちらは7thよりメロディ成分は抑え目で更に聴きづらいですw



どうすれば普通の人がメタルを聴いてくれるか考えてみた

メタラーをもう15年近くやっているわけだが、ずっと悩んでいることがある。
リアルでメタルの事を話せる人がいない。

メタルの事が好きなことはちょいちょいアピールしているのだが、
たいていの場合はふーんみたいな感じで流されるか、聖飢魔2とか
デトロイトメタルシティみたいなやつ?と言われ小馬鹿にされるかだ。

特に後者については間違っているとも言わないが、それはメタルの
ごく一部の要素でしかない。メタルは〇〇メタルというサブジャンルが非常に多く、
あっさり聴きたい人からとにかく刺激に飢えている人まで幅広くカバーできるのだ!

また、クラシックやフォーク、ダンスミュージックなど他ジャンルの音楽との
親和性も非常に高い。この点については普通のポップスでは真似できまい。

しかし幅が広いからと言ってそれだけで普通の人が興味を持ってくれるかと言えば
世の中そんなに甘くはない。そこで私は考えた。

つかみが大事だ、ネタで推そう。

という事で比較的聴きやすくかつ、メタルのいろんな面が垣間見れる
ミュージックビデオたちを紹介していきます。


ニンジャメタル(メロディックスピードメタル)

Ninja Magic - The Way of Life

アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?


マラソンメタル(メロディックパワーメタル)
NOCTURNAL RITES - Avalon

曲もPVも疾走感抜群


デスピサロメタル(ネオクラシカルメタル?)
MAB's "Time Traveler" from the "Speed Kills 2010" DVD

アンジェロ先生は進化の秘法を使ったに違いない


放送事故メタル(メロディックスピードメタル)
Dragonforce - Through the Fire and Flames

まともなほうはこっち


世界に1つだけの花?メタル(メロディックスピードメタル)
Stratovarius - Eagleheart

どちらが先かなんて知らないけれど、普通に良い曲


剣と魔法のメタル(シンフォニックメタル)
Rhapsody - Rain of a Thousand Flames

他のPVも大体こんな感じ


森メタル1(フォークメタル)
Korpiklaani - Wooden Pints


困ったときは森の妖精さんに相談してみよう


森メタル2(ブラックメタル)
Evil Dead - Vlad Tepes

聴きやすくはないけどネタ的なことを考えたら外せなかった



ベビーメタル
BABYMETAL - Road of Resistance

流行りもおさえておかないとね


銀行強盗メタル(ヘヴィメタル)
Judas Priest - Breaking The Law

メタルゴッド


割と音源が古いものが多いので画質や音質があまりよくないのはご愛嬌という事で。
真面目なメタラーからは変な目で見られるじゃないか!と怒られる気もするw
しかし興味を持ってもらわないことには始まらないのだという事で許してください。

ブログやリアルで地道に活動していって日本のメタラーが500万人くらいに
なってくれるといいな(願望)

100%漢のデスラッシュ Defleshed / Royal Straight Flesh (2002)

defleshed royal

デスラッシュとは何か。Defleshedを聴けばわかる。
Defleshedのアルバムの中でも特に気に入っているRoyal Straight Fleshを
紹介していきます。


どこを切ってもデスラッシュ

基本250BPMというとんでもない速さのスラッシュビートを主軸に
時折ブラストビートで苛烈に畳みかけかけてくるドラム。

高速な刻みを伴う重量感のあるザクザクとしたギターリフ。
ひたすらリフを聴かせるためにメロディやギターソロを排除。
そこにしゃがれたデスヴォイスが乗っかる。

全編これです。実にシンプル、わかりやすい。
もっと言えば他のアルバムも大体こんな感じです。ぶれなさすぎてすごい。
まさにデスラッシュの化身ともいえるバンドです。

裏を返せば一本調子とか単調という事なんですが、
何故か飽きずに10年以上聞いてます。理由はうまく説明できないのですが、
ひたすらリフリフリフで攻めて飽きないってことは
リフの作り方が上手いということなんでしょう。

当然全曲速いので速い曲大好きの私もご満悦です。
1曲当たりの長さも長くて3分半くらい、短いと2分10秒台と
非常にコンパクトにまとまってます。

速さ、曲の短さ、ギターのザクザク感、ドラムの手数、これらの要素が相まって
爽快感抜群です。もやもやした気分だったらこれを聴けばスッキリします。


それで紹介しておいてなんですが、色々と残念な点があります。
まずバンドが解散済み。音源自体も廃盤になっており、入手が難しいという点です。

bandcampには同バンドのUnder The Bladeならあるんですがね。
私としてはここで紹介しているRoyal~と1つ前のアルバム
Fast Forwardがおすすめです。

入手するならAmazonのマーケットプレイス、ヤフオク、ディスクユニオンなどで
中古を探すという事になると思います。
聴くまでのハードルが高いですが、私のお気に入りアルバムNo2候補なので
是非とも聞いてほしいですね。


プロフィール
メタルとロードバイクとゲームをこよなく愛する 1985年生まれのフリーランス。 最高のロードバイクとそれを置くためのマンションを買うのがしばらくの目標。
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